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いくらから始めればいい?

株の購入代金は「株価×株数」で決まります。例えば1株1,000円なら100株で10万円。1株から購入できるサービスもありますが、費用や損失の可能性は残ります。買える金額と、自分が投資に使える金額を分けて考えましょう。

執筆者:りょう先生

最終更新日:2026年10月31日

まずは会話でつかもう

イチゴくん

株って、たくさんお金がないと買えないの?

ピーチちゃん

株価だけでなく、何株買うかでも変わりそうだね。

りょう先生

その通り。購入代金を計算し、費用と生活資金も確認しよう。

この記事でわかること

  1. 1株価と株数から購入代金を計算し、費用を確認する。
  2. 2100株単位と単元未満株サービスの条件の違いを知る。
  3. 3少額でも損失は生じるため、生活資金と投資予算を分ける。

Visual guide

株価と株数で購入代金を比べる

すべて架空の価格です。購入代金には手数料などを含めていません。

500円 × 100株

購入代金 50,000円

1,000円 × 100株

購入代金 100,000円

3,000円 × 100株

購入代金 300,000円

1,000円 × 1株

購入代金 1,000円

1株の例は、単元未満株を1株から購入できるサービスを利用する場合です。対象銘柄・価格・費用はサービスごとに確認しましょう。

株価と株数から購入代金を計算する

株式の購入代金は「株価×購入株数」です。架空の株価1,000円なら、100株で10万円、1株を買えるサービスなら1株で1,000円です。実際の支払額は手数料等が加わる場合があります。東京証券取引所では内国株の売買単位は100株です。ただし、証券会社には100株未満を買える単元未満株サービスがあり、1株から取り扱う場合もあります。すべての銘柄や会社で同じ条件ではありません。

100株単位と単元未満株の違い

単元未満株は、1単元に満たない株式です。例えば単元が100株の銘柄では、1〜99株が該当します。通常の100株単位の取引と単元未満株サービスでは、注文方法、売買のタイミングや対象銘柄が異なる場合があります。単元未満株の注文時に表示された株価と、売買が成立する約定価格は異なる場合があります。買付手数料が無料でも、売却時の手数料や、買値と売値の差などの費用(スプレッド)が発生するサービスもあるため、取引先の公式案内で確認しましょう。

単元未満株でも、条件を満たせば保有株数に応じた配当を受け取れる場合があります。単元未満株のみを持つ株主には原則として議決権がなく、優待は会社ごとの必要株数・保有期間などの条件によって異なります。配当・優待は保証されません。

100株単位と単元未満株を比べる

東証の内国株の例です。表は横にスクロールできます。

項目100株単位の取引単元未満株サービス
株数・代金100株単位。株価×株数100株未満。1株から買える場合もある
注文・時刻注文方法や市場の取引時間を確認注文方法・約定の時刻・対象銘柄はサービスにより異なる
費用手数料などは証券会社の条件による手数料や買値と売値の差などはサービスにより異なる
議決権・優待株式の種類・会社の優待条件等を確認単元未満のみでは原則議決権なし。優待は会社の条件による

予算から購入できる株数を考える

架空の例として、生活資金とは分けて考えた予算が15,000円、株価が1,200円だとします。100株なら1,200円×100=120,000円なので、予算内では購入できません。1株単位で買えるサービスで、株価が1,200円のまま約定し、手数料等を省く仮定なら、12株で14,400円です。13株なら15,600円で予算を超えます。10株なら12,000円です。

これは計算上の上限であり、予算を使い切る必要はありません。実際には約定価格、手数料、取扱条件や必要な買付余力によって購入可能株数が変わります。買わずに資金を残す選択もあります。

イチゴくん

12株買える計算なら、必ず全部買った方がいい?

ピーチちゃん

費用もあるし、予算を残すこともできるね。

りょう先生

そう。計算上の上限と、自分が投資したい金額は別に考えよう。

少額でも値下がりや費用はある

株価1,000円が800円に下がる架空の例では、1株なら評価額800円・含み損200円、100株なら評価額80,000円・含み損20,000円です。どちらも下落率は20%。手数料・税金は省略しています。同じ下落率なら投資額が小さいほど損失額は小さくなりますが、損失率が小さくなるわけではありません。定額の手数料などは、取引額が小さいほど取引額に対する割合が大きくなる場合もあります。

個別株と投資信託の少額購入

個別株は特定の会社に投資し、購入額は株価・株数・取引方法で決まります。投資信託は運用方針に沿って資産を運用する商品で、少額から積み立てられる場合もありますが、最低購入額や取扱いは商品・金融機関によります。投資信託には保有中に間接的に負担する信託報酬などの費用があります。投資先は商品により異なり、複数の資産を含んでも元本割れすることがあります。NISAでも商品やサービスに応じた費用がなくなるわけではありません。

生活費と投資予算を分ける

収入・支出と貯蓄から、近く使うお金や急な出費への備えを先に確認します。残額をすべて購入予算にする必要はありません。損失への備えは「株のリスクとは?」でも考えられます。「いくらから買えるか」と「自分はいくら投資に使うか」は別です。迷う場合は投資を延期して貯蓄を続けたり、購入せずに株価を記録して学んだりする選択もあります。

少額でも意味はある

少額で実際の値動きを経験することは、仕組みを学ぶ一つの方法です。ただし少額でも損失があり、購入しなければ学べないわけではありません。ここからは運営者個人の経験であり、購入や同じ結果を勧めるものではありません。投資を始めたばかりのころ、実際に少額を保有してみると、経済ニュースや企業の決算が自分のお金とつながって見えるようになりました。知識を読んで覚えるだけでなく、無理のない金額で値動きを経験したことが、その後の学習のきっかけになりました。

ただし、少額なら何をしてもよいという意味ではありません。少額で始める目的は一気に儲けることではなく、注文・値動き・損失・ニュースの関係を理解することです。

考えてみよう

投資に回せる金額を考える例

預貯金100万円のうち、近く使う予定が30万円、緊急時に残したい金額が50万円の架空の家計です。

預貯金

100万円

現在の手元資金

近く使う予定・緊急時

30万円 + 50万円

投資に回さず確保したい金額

残り

100万円 − 80万円 = 20万円

投資上限の推奨額ではなく、検討の出発点

必要な備えは収入や家族構成、支出の変動によって異なります。残額をすべて投資する必要はありません。

次にやってみること

  1. 毎月の収支と、数年以内に予定している支出を書き出す
  2. 値下がりしても生活に影響しない金額か確認する

Review

この記事の理解を仕上げる

具体例で振り返り、確認表とクイズで自分の理解を確かめましょう。

具体例でイメージする

毎月の余裕資金から投資額を考える

毎月の収入から生活費や将来の支出を差し引き、残った余裕資金の一部だけを投資に回します。たとえば余裕資金が月2万円でも、最初は5,000円から仕組みを学ぶ方法があります。

計算例で確認する

株式の購入金額を計算する

株価 × 購入株数 = 購入金額

1株から買える単元未満株サービスで株価1,200円の株を10株買う架空の例なら、購入代金は12,000円です。実際には約定価格や手数料、取扱条件を確認します。

よくある質問

Q. 少額なら損失を気にしなくてもよいですか?

A. 少額でも損失は発生します。金額の大小にかかわらず、値下がりする可能性と、投資する理由を確認して始めます。

Q. 生活防衛資金も投資に回してよいですか?

A. 急な病気や失業などに備える生活防衛資金は、投資とは分けて確保することが基本です。投資は生活に影響しない余裕資金で行います。

読み終わったら確認すること

すべてにチェックが付かなくても問題ありません。分からない項目を見つけるための確認表です。

理解度チェック

1 / 2問

Q. 予算15,000円、株価1,200円の場合、購入代金について正しいのは? 手数料等は省き、1株サービスは1,200円で約定すると仮定します。

Resources

根拠と次の学習

公式情報で確認したり、関連する用語・記事へ進んだりできます。

参考にした公式情報

制度・税金・取引ルールなどは変更される可能性があります。最終更新日を確認し、必要に応じてリンク先の最新情報をご確認ください。

この記事に登場する用語

わからない言葉は用語集で意味を確認できます。

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