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決算・財務諸表の読み方早見表

決算資料は数字が多く見えますが、最初からすべてを読む必要はありません。まずは会社が何をして、どれくらい稼ぎ、現金を生み出せているかを順番に確認します。

Visual guide

決算を見る順番

STEP 1

売上と利益

事業の規模と、売上が利益につながっているかを確認します。

STEP 2

財務の安全性

借入金や自己資本を見て、無理のない経営かを考えます。

STEP 3

現金の流れ

利益だけでなく、営業活動で現金を生み出せているかを確認します。

ひと目で比較する

迷ったときは、この表で違いを先に確認できます。

QUICK COMPARE
項目何がわかる?まず見るポイント
売上高事業の規模前年・過去から伸びているか
営業利益本業の稼ぐ力利益率と継続性
純利益最終的な利益一時的な利益ではないか
自己資本比率財務の安全性同業他社との比較
営業CF本業が生む現金継続してプラスか

表は学習用の要約です。実際の数値や制度は、最新の公式情報で確認してください。

Visual guide

売上高から純利益までの流れ

架空企業「ストロベリー食品」の例で、売上から費用などを差し引いて、最終的に利益が残るまでを見てみましょう。

売上・利益の土台差し引く費用残った利益税金など
売上高から純利益までのウォーターフォール図売上高1000万円から売上原価380万円、販売費と一般管理費420万円、営業外費用20万円、税金60万円を差し引くと、純利益は120万円になります。0円1,000万円売上高商品を売った金額−380万円売上原価仕入れ・製造費620万円売上総利益売上高 − 売上原価−420万円販管費人件費・広告費など200万円営業利益本業の利益−20万円営業外費用支払利息など180万円経常利益営業外も反映−60万円税金など法人税など120万円純利益最終的な利益

営業利益:本業だけでどれだけ稼いだかを見る利益です。

経常利益:営業外の収入や費用も反映した利益です。図では営業利益200万円から費用20万円を差し引いた180万円です。

純利益:税金などを差し引いた、最終的に残る利益です。

決算で確認したい項目

各項目は単独で判断せず、前年同期や同業他社と比べて読みます。

売上高

商品やサービスを販売して得た金額です。

売上が伸びているか、何が成長を支えているかを確認します。売上だけが伸びて利益が増えていない場合は、費用も確認します。

営業利益

本業でどれだけ利益を得たかを表します。

一時的な利益ではなく、本業の稼ぐ力を見る中心的な項目です。営業利益率とあわせると比較しやすくなります。

経常利益・純利益

本業以外も含めた利益や、最終的に残った利益です。

営業外損益や税金などの影響を含みます。一時的な利益で増えていないか、前年と比べて確認します。

自己資本比率

会社の資産に占める自己資本の割合です。

高いほど借入に頼らない財務と考えられますが、業種によって水準が違うため同業比較が大切です。

営業キャッシュフロー

本業によって実際に生み出した現金の流れです。

利益が出ていても現金が不足することがあります。継続的にプラスか、売上債権などの変化も確認します。

決算短信・IR資料

企業の業績や見通しを公式に確認できる資料です。

ニュースの要約だけで判断せず、企業のIRページにある最新資料と適時開示を確認します。

決算を見るときの注意点

1回の決算や1つの数字だけで会社の良し悪しを決めることはできません。業績予想、事業環境、将来の投資計画も含め、公式の決算資料で確認してください。

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あとで読み返したいときや、誰かに教えたいときにどうぞ。

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