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分散投資とは?
分散投資は、投資先を分け、特定の会社や資産への集中を抑える考え方です。複数を持っていても同時に値下がりすることはあり、利益や元本は保証されません。具体例で効果と限界を確かめましょう。
執筆者:りょう先生
最終更新日:2026年10月31日
まずは会話でつかもう

イチゴくん
4社の株を買えば、分散は完璧なの?

りょう先生
同じ業種に偏ると、似た理由で一緒に下がることもあるよ。数だけでなく中身を見てみよう。

ピーチちゃん
分けても損をしないわけではないんだね。
この記事でわかること
- 1集中投資と分散投資の値動きを数字で比較する
- 2銘柄数だけでなく、業種・地域・資産や商品の重複を確認する
- 3積立の仕組みと、一括購入より有利とは限らない理由を知る
Visual guide
分散投資のイメージ
1つの会社や資産への集中を減らす考え方です。投資先が同時に値下がりする場合もあります。
1社に集中
その会社の影響を大きく受ける
複数に分散
1つへの集中を抑えられる場合がある
※分散投資をしても、損失がなくなるわけではありません。
分散投資とは何か?
分散投資とは、資金を複数の投資先に分け、一つの投資先への依存を抑えることを目指す考え方です。ある会社が不調でも、別の投資先が異なる値動きをすれば、全体への影響を小さくできる場合があります。ただし、分けると大きく上昇した投資先の恩恵も薄まります。投資先が同時に下がれば損失は生じ、利益も元本も保証されません。取引費用や管理の負担が増える場合もあります。
考えてみよう
100万円の集中と分散を比べよう
架空の4社と値動きを使った例です。手数料・税金・配当を省き、売却前の評価額を比較します。
A社に集中
100万円が40%下落
評価額60万円、評価損40万円
4社に25万円ずつ
A社−40%→15万円、B社+10%→27.5万円
C社+5%→26.25万円、D社−5%→23.75万円。計92.5万円、評価損7.5万円
4社とも40%下落
各社25万円→15万円
評価額合計60万円、評価損40万円
この仮定では分散でA社の影響が薄まりますが、全社が下がると同じ40万円の損失です。別の値動きなら集中の方が有利な場合もあります。
次にやってみること
- 自分の投資先の会社・業種・地域・資産の偏りを調べる
- 投資信託の目論見書や運用報告書で中身の重複を確認する
銘柄数だけでなく、投資先の偏りを見る
架空のAさんはIT企業4社に各25%、BさんはIT・食品・医薬品・金融の4社に各25%を投資しています。どちらも4銘柄ですが、AさんはIT業種への偏りが大きく、業界共通の変化の影響を受けやすい場合があります。ただし、Bさんが必ず有利とは限りません。同じ業種でも企業ごとに値動きは異なり、景気や金利は異なる業種にも影響します。
銘柄は会社ごと、業種は事業の種類ごと、地域は日本や海外など投資先の地域ごとに確認します。資産の種類も、株式・債券・現金などで性質が異なります。債券が株式と常に逆に動くわけではなく、海外資産では為替変動も円換算の価値に影響します。
商品が二つでも、投資先は重なる
異なる名前の米国株式インデックスファンドでも、同じ指数に連動していれば投資先は大きく重なり得ます。全世界株式ファンドに米国株が含まれる場合、米国株式ファンドを追加すると米国への配分が増えることもあります。個別株と投資信託を両方持つ場合も、同じ会社が投資信託に組み入れられていれば重なります。重複そのものが悪いわけではありません。目論見書で投資対象や指数、運用報告書で組入資産を確かめ、意図した配分か考えましょう。実際の構成比は商品と時点によって異なります。ETFも同様に中身を確認します。
購入時期を分けるとどうなる?
時間の分散は投資先の分散とは別に、購入時期を分ける方法です。一定額を積み立てると、価格が高いときは少ない数量、安いときは多い数量を買います。説明用の架空商品を毎回1万円ずつ、1口1,000円・500円・1,000円で購入すると、順に10口・20口・10口。合計3万円で40口、平均購入単価は750円です。端数・手数料・税金を省き、実際の投資信託の口数表示とは異なる簡略例です。
その後1口600円なら評価額は2万4,000円で、元本割れです。積立が一括購入より必ず有利とは限りません。同じ資金を最初から用意し、同じ時点で評価する比較では、その間の値動きによって結果が変わります。
初心者はここからでOK
持っている商品を並べ、会社・業種・地域・資産の種類と割合、投資信託の重複を確認しましょう。近いうちに使うお金、費用、管理の負担も考えます。すべて確認しても安全が保証されるわけではありません。投資額を減らす、購入を待つ、投資しないことも選択肢です。以下は運営者個人の経験であり、同じ配分を勧めるものではありません。
私は日本株では成長株をやや重めにしながら、配当株も組み合わせています。また、米国株と投資信託は毎月積み立てています。短期で向き合う資金と、長期で積み立てる資金を分けることで、一つの銘柄や国の値動きにすべてを預けないようにしています。分散していても損失がなくなるわけではありません。それでも、一点に集中していた場合の影響を小さくするために、自分の生活と投資期間に合わせて分けることを重視しています。
Review
この記事の理解を仕上げる
具体例で振り返り、確認表とクイズで自分の理解を確かめましょう。
具体例でイメージする
業種を分けて集中リスクを抑える
食品会社だけでなく、異なる業種や現金、投資信託などを組み合わせると、一つの会社や業界の悪影響が資産全体に及ぶ可能性を抑えやすくなります。
ストロベリー食品で分散投資を考える
食品会社であるストロベリー食品に加えて、異なる業種や資産を組み合わせると、1つの会社や業界に依存するリスクを下げやすくなります。分散しても損失がなくなるわけではありません。
計算例で確認する
一銘柄の割合を計算する
一銘柄の投資額 ÷ 投資資産全体 × 100 = 集中割合
投資資産100万円のうち1社に40万円を投資しているなら、集中割合は40%です。割合に正解はありませんが、集中度を数字で把握できます。
よくある質問
Q. 銘柄数を増やせば分散投資になりますか?
A. 銘柄数だけでなく、業種、地域、資産の値動きが分かれているかが重要です。同じ業種だけではリスクが重なる場合があります。
Q. 分散しすぎると何が起こりますか?
A. 管理が難しくなり、各銘柄を理解しにくくなる可能性があります。自分が把握できる範囲で目的に合う分散を考えます。
読み終わったら確認すること
すべてにチェックが付かなくても問題ありません。分からない項目を見つけるための確認表です。
理解度チェック
1 / 3問
Q. IT企業4社を同額ずつ持つ場合、分散について確認したいことは?
Resources
根拠と次の学習
公式情報で確認したり、関連する用語・記事へ進んだりできます。
参考にした公式情報
制度・税金・取引ルールなどは変更される可能性があります。最終更新日を確認し、必要に応じてリンク先の最新情報をご確認ください。
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